2012年09月25日

これ、納得できますか?

 よく賃貸物件の募集で、「消毒」「入居前清掃」「鍵の取り換え費用」が条件になっているのを目にします。
これって変じゃないですか?
借りる方にこれらの費用を負担させる、などというのは言語道断だと思います。

 例えば消毒、実はバルサンを焚いているだけです。
バルサンを焚いてクレームが来ることもあるので、防虫スプレーでシューッとやるだけの場合もあると聞きました。
 また、入居前清掃もおかしな話です。
内装工事を終えると清掃業者がきれいに清掃します。
ここまでで内装完了するわけで、皆さんが内件に行って汚いことなどなかったはずです。
たぶん、入居前に誰が入ったかわからないので清掃します、などと言って負担させるのでしょうね。
でも、入居前清掃として業者が入った話など聞いたことがありません。
やってもせいぜいが営業マンが雑巾でちょこっと乾拭きする程度でしょう。
 鍵の交換費用というのもおかしな話です。
交換する必要があるとすればこれはオーナー負担です。
なぜならば、シリンダー錠を自前で持ってくる人などいないからです。
逆にいえば、鍵の交換費用を請求されたらその鍵の所有権はあなたのものですから、退去の際は取り外して持っていってもいいということになります。

 では、なぜこんなことが起こるのでしょうか。
これらの全てはその不動産業者の独断で行っているのです。
 預かった空室に対する仲介手数料以外に何か利益を上げる方法はないかを考えて、入居者の弱みに付け込んで儲ける算段をした、というのがその正体です。

 だいたい、消毒だの入居前清掃だの、鍵交換だのというものを借主に請求するということなど10年前にはありえませんでした。
バブルが崩壊し、不動産業者が思うように利益がなくなり、ない知恵を絞った結果がこういったことを始めるきっかけになったのでしょう。
全てが不動産業者の浅知恵から始まり、多くの業者が何も考えずにわれもわれもと真似をしてしまった結果だと思います。

 こんなことは大家さんは望んでいません。
大家さんは、一日も早く入居が決まってほしいのです。
だからこそ、部屋さがしをしている人に気に入ってもらえるようにリフォームしているのです。
なのに、入居時の初期費用を不動産業者が自己の利益のためだけに増やしているということが許せる行為でしょうか。
いろいろ理由をつけて家主と入居者の負担だけ増やして、自分だけは儲けるという不動産業者の体質を変えなければならないと常々感じています。

 あえて当社のことを言う必要はないと思います。
このホームページをご覧いただければそれだけで理解されると思います。


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