2009年10月06日

オカピパック

 9月から業務の内容を一新しています。
 まず、今までは保証人に代わり利用していた保証会社の保証料を借主さんに負担していただいていたものを家主さんに負担してもらうことにしました。
これは、賃料を確実に手元に入れるための家主さんの保険だと考え、保険であれば保険料は受益者負担が当然だと考えたからです。
賃料の滞納というのは0.5%程度で、まずほとんどの方は滞納などしないわけで、きちんと賃料を払う方の保証というのは何とも理解できない話ではありました。
以前よりこの件は悩んでいたのですが、これを「保険」と考えたとき全てが解消したので、家主さんにその旨お願いしました。
 不動産屋の常として、家主さんの負担を増やすことというのは躊躇するものです。
契約時、更新時に家賃の50%を支払ってもらうわけです。
普通に考えれば抵抗されるはずです。

 これは賭けでもありました。
弊社の存亡をかけた大きな賭けです。
私は納得できないことは継続したくないという気持ちのほうが強かったので、しいて強硬に大家さんにお願いしていきました。

 なんとか借主さんに理不尽な金銭の負担をかけたくないという気持ちから、いろいろと考えた結果が「大家さんすっかり安心パック」という当方にも負担のかかるシステムを作りました。
大家さんに保証料を負担してもらい、当社が全ての賃料を管理するというシステムです。
このパックには、月一回の共用部分の清掃、不慮のトラブルに対する24時間受け付けサービスなどを付けました。
また、増える事務のため新しい事務所も作り、増員しました。
当社も大きな負担をしたことで、大家さんに理解を求めるのが容易になったと思います。
普通であれば確実に利益が上がる事業展開を考えるのでしょうが、このシステムは新規で100棟の集金業務を受けなければ赤字になります。
 
 この「大家さんすっかり安心パック」は、借主さんに対しては「オカピパック」として提供することにしました。
礼金なし、仲介手数料は賃料の50%(国土交通省の通達どおり)、保証人不要(審査はありますが)、24時間トラブルサービス、手数料不要の銀行引き落としと借主さんには魅力的な条件だと自負しています。

当社の「オカピパック」、自信作です。


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